転売ヤーって本当に儲かるのか真剣に考えてみた話
転売ヤー。
それは、欲しいけどなかなか手に入らない商品を通常よりも高額な値段で売りさばく方たちのことだ。
最近よくバンドのグッズ販売で見かけることが多い。
先日、Zepp名古屋でMAN WITH A MISSONの物販に並んだ時も
↓詳しくはこちら↓
MAN WITH A MISSIONの物販に朝から並んでみた話 - もよの考えごと
http://moyothink.hatenadiary.jp/entry/2017/03/16/222236
いましたよいましたよ。
ほとんどの人は何かしらの狼グッズを身に付けているんですよ!パーカーだったり、リュックだったり。でも、全く身につけてない人がいるんです。おかしいですよね。こんなに早くから並んでるのに。待ってるときも楽しくなさそうだし、狼が好きだって要素が何も伝わってこないんですよね。
正直、こんにゃろう!って思います。
あと1人で自分が買える番✨って時に、自分の前にいる人がそれはそれは大量に買っているのを見ると、ハラハラしてきます。品切しちゃうのでは!?なんて思えてきます。レジではなく値段を確認しながらの電卓計算なんで、品数が増えるとその分時間がかかっちゃいますからね。
あと、2~4列から最終的には会計できる場所の数によって列を増やしていくんですけど、横の列を見ると自分より後ろに並んでいた人がもう会計済ませていた!ってのもあるあるですよね。運です。
そうやって大量に手に入れたツアーグッズは、オークションアプリでよく販売されています。そしてやっぱり、売れちゃうんですよ。
中でも定価1500円のグッズが10000円で落札されていたりすると、
なんですとおおおお!
ってなりますよ。
もうほんとこんちくしょう!なんですけど、転売ヤーをされている方の気持ちはわからないでもないです。
転売ヤーさんたちは、グッズをしかるべき時間としかるべき労力をかけて、正当な手段で手に入れてるんですよ。楽はしてないです。名古屋の時も、私より早く会場に来て並んでいるっていうのは事実ですしね。
そして手に入れた後にグッズをどうするかも本人の自由です。それに、ファンの間でも、いらなくなったグッズを通常より高値で取引していたりしますからね。すっっごく昔の雑誌インタビューの切り抜きが高値で出品されているのも見ますよ。
そして重要なのは、高値でも欲しい!って人がいるという事実です。そもそもの需要がなかったら転売ヤーはうまれてないですもんね。
今回のツアーグッズなんて、ご当地グッズがあるわけです!!
こんなのとか。
こんなのとか。
スッゴい欲しい!でも仙台や名古屋は遠くて行けない!!
そんな時にオークションで出品されているのを見かけたら・・・悩んじゃいますよね。定価よりは2倍も3倍も高いですが、旅費よりは安いですから。時間もかかりません。寒い中で長時間並ぶ必要もありません。言ってしまえばお金を出す代わりに楽をしているわけで、悪いっちゃ悪いです。なので転売ヤーが「こっちは時間も労力もかけてるんだ、相応の金額もらってもよかろう!」となるのもわかります。高いけど。
というわけで、転売ヤーの気持ちはわかるっちゃわかります。でも、でもですね。最近遭遇してしまった身として、
こんにゃろう感が消せないんですよ!!
私の目の前で売り切れていってカーディガンたちが高値で出品されているんですよ!許すまじ!!!
・・・そこで、転売ヤーはいったいどれだけ儲かっているのか!?トコトン調べてみることにしました。
◻検証!!
ではさっそく、実際のグッズを例にあげて検証していきます。
まず、ライブ当日に購入できる今回のツアーグッズのラインナップはこんな感じです。
どれも通販では買えず、並んで買うしかありません。
鰐乗りグッズは1点まで、他は2点までと数に限りがありました。
これを買えるだけ買ったとすると、
- ツアーTシャツ2種×2 12000円
- 和柄Tシャツ×2 7000円
- デニムシャツ×2 15000円
- デニムパンツ×2 18000円
- ご当地タオル×2 4000円
- タオル×2 4000円
- カラビナ2種×2 6000円
- ご当地バンド×2 1000円
- ウォッチ×2 5000円
- スマホケース×2 6000円
- ショルダーバッグ×2 12000円
- ウォレット×2 7000円
- モバイルケース×2 6000円
- カーディガン 5500円
- シャツ 5500円
- ぼうし 2500円
となり、総額116500円のお買い物になります。ぎょえぇ。
さて、ここからいくらで売れるのでしょう?
メルカリで検証してみました。
MAN WITH A MISSIONと検索すると・・・
出るわ出るわ!こんにゃろう!
さっそく今回のツアーグッズがありますね。無料で配ってるステッカーやラババンまで値段がついてます。売れてるし・・・。
さて。落ち着いて検証してみましょう。
落札済みの商品の最高価格でどれも売れたとすると・・・
合計200500円の売り上げでした。
購入した費用を引くと、84000円の儲けが出たことになります。
(どの商品がいくら売れたかは、転売ヤーのヒントになってしまうのが嫌なので省略します。こんにゃろ!)
(追記※メルカリはここから手数料と送料がかかります)
中には人気がなくて落札されていないものや定価よりも安く落札されているものもありましたよ。そこはやっぱりリスクが大きいですね。
時給にも換算してみます。まず手数料と送料を抜きまして、そこから自分の体験をもとに、今回グッズを全て買うためには最低でも7:00から並ばなければならず、買えるまでに7時間かかったとして計算すると・・・
1時間あたり、ざっと10000円になります!
寒空の下並ぶ価値はあったかと・・・(ポソッ)
いやぁ、それにしても高いよ。
目利きバイヤー?が、売れ筋だけにしぼって売り買いをした場合はもっといくでしょうね・・・
思ったよりも、高額です。
◻なぜなのか考えてみた。
おかしいです。そんなのって、ないですよ。なぜこんなに儲けてしまえるのでしょう。真剣に考えました。
- まず、MAN WITH A MISSIONはファンの年齢層の幅が広いんです!!
実際並んでみると20代だと思われる方々は前の方には少なかったですね。ほとんど30~40代だったと思います。つまり、仕事をしていて、お金があるというわけです!
・・・有給をとって好きなバンドのライブに行くことだけが唯一の趣味という気持ち、よくわかります。ライブ日程に合わせて自由に休みがとれるように週5日で派遣のバイトをしている友達もいます。わかります。よくわかります。
そりゃ使っちゃいますよ。お金。かくいう私も似たようなもんです。
そして名古屋ライブが開催されたのは、3月15日。水曜日です。そう、平日です!高校生は卒業生以外は並んでない!はず!なのに850人の長蛇の列です。すごいですよね。
それだけグッズを求める人達がいっぱいいるってことです。
- レア感がありすぎる!
これは、今回のツアーグッズがあまりにもおしゃれすぎたのが原因ですね。ウォッチ!カーディガン!ほしいよ!カラビナなんてロゴだよロゴ!!ロゴがカラビナになっちゃった!ほしいよ!!!
ご当地タオルとご当地ラババンもレア度を加速させてますよね。ステッカーの時代はまだよかった・・・そりゃ高値でも欲しいって人、増えます。
◻感想
転売は儲からないよ!やめてくれ~!という結論になるつもりが・・・完全に儲かっちゃいました(コンナハズジャナカッタ)
他のバンドはどうなんだ?と検証してみる気にもなりましたが、私は転売をオススメしているわけではないのでやめとこうと思います。他はもっと儲からないと思いますよぉぉぉ(狼びいき)
でも、転売という現象そのものがなくなってほしいという気持ちは変わりません。自分も転売は絶対にしませんし、譲るとしても定価かそれ以下で譲ります。
あと、売る側にも問題があるのではないかと思います。いつもかわゆいかわゆいグッズをありがとうございます!という気持ちはたっぷりあるのですが、全部通販にしてほしいです。現地はガウロトだけでいいです。
以上!転売ヤーはもうかるのか!?検証でした!